模様 5


9/9 ネーミングセンス
イワン「この子犬可愛いですね」
キース「そうだろう? かわいいとても、とてもかわいい! 彼は成長したらジョンより大きくなるタイプなんだ」
「いいですね」
「もし飼うとしたら、名前は君につけて欲しいな」
「いいんですか」
「勿論だとも!」
「じゃあ『スモウ』で」
「……やはりもう少し検討するよ」

9/3 清純派アイドル
キースはゆっくりとそれを握り、そっと口元に近付けた。思ったより硬い。僅かな緊張を滲ませながらも、心なしか頬を上気させている。
「ぁ……」
一度は上げられた目線がすぐに伏せられ、彼はじっと両手で握り締めたそれを見つめた。喉が小さく鳴る。そこに声がかけられた。
「おいイントロ終わってんぞ」

9/3 秘密
キースさんは開放的なようで案外公私をはっきり切り分ける方だってわかっていました。だから人前で肌を見せないのも疑問には思っていなかった。ベッドでの彼が絶対に明かりをつけないのも、恥ずかしいのかと思っていたんです。だけど、あの傷跡は何ですか。泣きながら謝る彼に、何があったんですか。

9/3 秘密 2
キースさんの肌に残る幾つもの丸い傷跡が何なのか、僕にはずっとわからなかった。虚ろな目でなきながらひたすら謝罪し続ける彼を抱き締めて明かりを消す。宥めるうちに泣き疲れて眠りこんだキースさんの背中を撫でる指先で探った、数えきれないくらいの痕。ああ、あれは煙草を押し付けられた痕だった。

9/3 秘密 3
キースさんは何も語らず、僕も尋ねなかった。
「すまない、イワンくん、」
また謝ろうとする彼に首を振る。
「いいんです。僕がキースさんを好きなことは変わりませんから」
また泣き出した彼を抱き締めて微笑む。いいんです、キースさん。想像の余地があった方が、何事も楽しめるって言いますから。ね?

8/27 夜の営みが騒々しくて逮捕される
バーナビー「先週ずっと姿が見えなかったようですが、どちらへ行かれてたんですか?」
キース「ああ、実は恥ずかしながら拘置所に入れられてしまってね……」
「えっ!」
「その、ちょっと騒音を、出してしまったようで……ご近所には迷惑をかけてしまったよ」
イワン「わあああ」

8/23 理想と現実
【理想】
イワン「おちんちんって言ってください」
キース「えっ、そ、そんな……お、おち……おち……/// だ、だめだイワンくんっ、わたしには……///」
【現実】
イワン「おちんちんって言ってください」
キース「おちんちん」
「……はい」
「おちんちんって何だい?」
「」

8/17 黒ストッキングを履かせたい
バーナビー「あれっキースさんバスローブ着ちゃったんですか」
キース「えっ……な、何か間違っていただろうか」
「はあ……。いいですかキースさん、僕ちゃんとストッキングを用意しましたよね」
「えっ、あの黒いものはストッキングだったのか! わたしがあれを履くのかい?!」
「当然でしょう」

8/17 黒ストッキングを履かせたい 2
イワン「キースさんっ一生のお願いでござる! こ、この黒ストッキングを履いてください!!!!!」
キース「オウケーイ!」

8/17 黒ストッキングを履かせたい 3
虎徹「今日はいいもん買ってきてやったぞ〜」
キース「何だろう、楽しみだ」
「ほら、お前に似合いそうな黒ストッキングだ」
「これは……」
「なーんちゃっt
「ありがとう、そしてありがとう! 早速身に付けてくるよ!」
「えっ、ちょ、キース、おい、」
「履いてみたんだが、どうだろうか?」
「」


(08.17.12-09.09.12)


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